データセンターにおけるシステム総合連動試験(IST)

技術情報2

サーバーの作動を継続

データセンターは、ダウンタイムを持つ余裕はありません。しかし世界中でデータ量が拡大し続ければ、100%のアップタイムを維持しながらラックスペースを増加するプレッシャーも高まります。さらに停電すると、信頼性の高い連続的な電力および正確な温度と天候制御へのニーズが高まります。

TATSUMIは、新しいデータセンターの建設と試運転からアップグレードと日々の操業まで、非常用電源の確実性を担保する負荷運転のための各種負荷装置で、負荷試験サービスをご提供いたします。緊急事態が起こった際も、お客様の場所に関わらず当社が迅速に対応いたします。 

データセンターサービスの試運転
電力と冷却システムの試験は、拠点の強靭さの確認に必要です。TATSUMIは設備を負荷バンクにかけて以下のストレステストを実施します

 ■発電機とラックレベル電源
 ■無停電電源装置(UPS)、配電盤、バックアップバッテリーシステム
 ■熱負荷試験

大容量発電機の負荷試験

非常用発電機の負荷運転は、ダウンタイムができないデータセンターにとっては特に重要です。
TATSUMIの負荷装置は、DC(直流)常設にも採用されています。
大容量の負荷装置、力率調整でも安全に負荷運転を実施しています。

 TATSUMIの特徴
 ■力率調整負荷試験の対応
 ■高圧試験は低容量(300kW)から大容量(30MW)と幅広い容量対応が可能
 ■特別高圧(11kV)の対応が可能

新データセンター向けのシステム総合連動試験

■大型データホールのコミッショニング手順および国際規格に準拠した電気、熱負荷試験
 総合連動試験(IST)では、仮想的に運用状態を再現し、電力停止、過負荷、設備の機能停止など運用上発生する可 能性のある事象を再現し、総合的に設備が機能するかを検証します。

■熱負荷試験、UPS試験
 サーバーラック組込型をはじめ200台以上の各種低圧装置があり、データセンターのサーバー台数・容量等々、
 あらゆる状況に対応します。

■液体冷却ソリューション
データセンターのカーボンニュートラル化へ、サーバーが空冷式から液冷化に移行されています。
TATSUMIは液冷対応の負荷試験も実施いたします。